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2009.3.9 鹿児島紀行 

 少し間があいてしまった。1月は久しぶりに会社内の競馬関係資料の整理と細かなところまでの大掃除を始めて、それが終わったのが2月の中旬だった。そして2月の16日から私は鹿児島へ行ってきた。今回はその話を書こうと思う。帰ってきてすぐに書きたかったが、「風花ゴールド」第16号の原稿書きなどに追われたから、やっと書く時間が取れたという訳である。

 今回の旅行は一人旅。実は航空会社のマイレージが貯まって、それが期限切れ間近になったので、どこかへ行こうと思い立って行ったのだった。国内では沖縄、北海道は何度も行っているし、東北は冬に行きたくない。そこで九州にした。九州は博多、小倉、大分しか行ったことがなかったから、南の方ということで鹿児島に決めた。航空券はマイレージでタダ、ホテルもネットで一流のホテルが定価の半額くらいで取れたので、本当にお金がかからない旅となった。それでは振り返っていこう。

2月16日(月)
 Q2の平日版を早めに入力して、午後の飛行機で飛び立った。着いたのは鹿児島空港。そこで遅い昼食。地元の名物ばかりの定食を注文した。入っていたのは“きびなご”の刺身と唐揚げ、つけあげ(さつまあげ)、とんこつ、薩摩汁、カツオの刺身、、、そんなメニュー。それぞれの説明は省略するが、まずここで鹿児島名物をいくつか食べられた。その後バスで鹿児島市内へ。そこからタクシーに乗り継いでホテルに到着。
 私のホテルは鹿児島では有名な城山観光ホテル。ここは城山という小高い山の上にあり、景色は最高。なかでも展望露天風呂から桜島が一望出来るのである。夕方だったがさっそくその露天風呂に入り、生まれて初めて桜島を見た。それはまあ見事な景色で最高。期待どおりだった。
夜は街に出かけて、有名なトンカツ専門店でこれまた名物の“黒豚とんかつ”を食した。とても分厚くて、しかしさくっと食べられて、またしても満足だった。その後は市内一の繁華街である天文館エリアで飲んだ。初日から充実していた。ただし気温は3度。鹿児島にしてはとても寒い日だったらしい。確かに厳寒の名古屋とあまり変わらなかった。

2月17日(火))
 二日目の予定は決めてなかったが、起きたら快晴だったので、前日手に入れておいたパンフレットを手に、JR九州バスに電話。午後からの市内観光コースを回る定期観光バスに乗れることを確かめて、鹿児島中央駅へ。そこから観光バスに乗った。バスは名所を回ってくれた。「照国神社」「西郷隆盛銅像」「西郷洞窟(西南戦争で西郷さんが身を隠していた場所)」などは車窓からの観光だったが、「城山展望台」や「仙巌園」という島津のお殿様の別邸だった名所では下車してガイドさんが案内してくれた。そしてメインは「桜島」。これはフェリーで渡るのだが、驚いたのはバスのままフェリーの乗れること。もちろんフェリーの中では下車するのだが、到着前にはまたバスに戻る。そして桜島到着と共にまたバスで走っていった。標高373メートルの「湯之平展望所」まで行って下車。桜島は約1100メートルだから、噴火口が本当に近くに見える。景色も雰囲気も最高だった。そしてバスガイドさんがまたまた説明したり、写真のシャッターを押してくれたりした。その後は長渕剛さんがコンサートをやった場所や溶岩などを見ながら、またフェリーで帰ってきた。最後は駅に戻る手前で、私が希望した天文館で降ろしてくれた。このバスツアーは本当によかった。午後からだから、私のように朝は寝ている人でも十分間に合う。13時半に始まって、所要時間は約4時間。いくつかの名所を回って、ガイドまでしてくれて、たった2700円。その代金には仙巌園の入場料1000円と桜島までのフェリーの往復料金さえも含まれているのである。申し訳ないくらいのバスである。もし鹿児島に行かれる方がみえたら、超おすすめである。

 さて天文館で降りて、私が向かった先は、一軒のお店。そこは市内でも有名な“黒豚しゃぶしゃぶ”の専門店である。このお店も調べてあって、行ってみたかった場所。しかし一人でしゃぶしゃぶはさすがに行けない。そう思っていたところ、前日飲んだ時に知り合った女の子が、「明日、予定ないなら食事行かない?」と誘ってくれて、お勧めのお店を聞いたらここだったのである。それでこの店で待ち合わせた。やや遅れたが彼女は来てくれてしゃぶしゃぶの夕食開始。その黒豚しゃぶしゃぶも絶品だった。なんだか今回の旅はうまくいきすぎて怖いくらい。しかしせっかく来たのだから思いっきり味わった。ここは1人最低数千円はかかる高級店だったが、鹿児島へ来た人の多くが来店し、そしてリピーターになるという。確かにそれだけの味だった。あとはこの日も天文館で飲み歩いて楽しいかぎり。相変わらず寒かったが、この日も満足して終わったのだった。

2月18日(水)
 三日目の予定は遠出。鹿児島からバスに乗って約1時間半、まずは知覧(ちらん)という場所へ行った。ここは鹿児島のガイドブックには載っているが、私は今までその名前すら知らなかった場所である。しかし地元の人たちは薦めてくれたので行ってみた。最初は「知覧特攻平和会館」という場所へ。ここは第2次大戦の時に特攻隊で亡くなった方々の遺品や戦争に関連したものなどがたくさんあった。ここでそれらの説明は書かないが、戦争と平和について本当に考えさせられたし、行ってよかったと心から感じた場所だった。さらにこの知覧のもう一つの名所は「武家屋敷庭園」。知覧は山の中の街だが、まるでその部分だけは京都であるかのような屋敷、庭園があり、実に綺麗な町並みだった。これも心を洗ってくれるようだった。
 その後はまた1時間以上バスに乗った、今度は指宿へ到着。ここで行ってみたかったのは“砂むし温泉”である。これは砂浜に寝て、おばさんにスコップで砂を掛けてもらう独特の温泉。その効果は普通の温泉の4倍とも言われる。皆さんもテレビで一度はみたことがあるだろう。それをやってみたかった。世界中でこの指宿地方しかないとも聞いた。行ったのは何軒がある中でも有名な「砂むし会館砂楽」というところ。脱衣所で浴衣に着替えて海岸へ。そして言われた場所に寝ておばさんに砂を掛けてもらった。思ったよりずっと熱い。そして砂が重い。やがて徐々に気持ちよくなってくる。そうして10分で終わりにした。平均は10分で、それ以上は自信のある人は自分で調節してほしいということだった。かなり汗が出て本当に効果がありそうな感じ。そして会館にもどり、砂をすべて洗い落として、今度は室内の温泉に入る。あとはいつまでいてもよいということだった。私は電車の時間を気にして早めに帰ったが、時間があればもっとゆっくりしたかった。ちなみにこの砂楽は浴衣の貸し出しなどすべて込みで、さらにタオルつきでたった1000円。これも本当にいい記念になった。あとはタクシーでJR指宿駅まで行って、JRで1時間15分かけて鹿児島中央駅まで帰ってきた。これで今回の旅行で行きたかった場所はすべて行った。充実しすぎているほどだった。砂むし温泉のおかげで体調も良い。いい旅行になった。

 駅からはそのままホテルには帰らず、またまた天文館に行った。実は昨日飲んだ別の店の女の子から指宿にいるときに電話がかかったのである。「昨日、焼酎の美味しいやつ飲みたいって言ってたよね。一緒に行く?」と。私が「今はまだ指宿だから、鹿児島に帰るのは8時過ぎちゃうよ。」と言ったのだが、「いいよ。じゃあ9時に天文館で待ち合わせね。」と言われてしまった。もちろん私はOKである。このあたり、まるで作り話のように思われるかもしれないが、事実である。思うにやはり地方の子の方が総じて人がよい。地方へ旅するとよくこんなことがあるのである。名古屋ではまず無理であろう(笑)。
 そうして9時頃からは天文館の焼酎バーで、有名な森伊蔵、魔王、村尾、富之宝山などを順番にお湯割りで飲んで、これまた一生の記念に残るような感じだった。私は泡盛は詳しいが、焼酎はほとんど知らない。全部始めて飲んだものばかり。特に森伊蔵は最高だった。ちなみに現地でよく飲まれている焼酎は三岳、黒伊佐錦、島美人などらしい。勉強になった。彼女もさんざん飲んだが、まったく酔っていない。さすが薩摩おごじょ、強いものである。
 あとはその日も遅くまで飲み歩いたが、最後に一つ食べ忘れていたものに気づいた。それは鹿児島ラーメン。夜中だったがまだ有名な店がやっていたので、行くことが出来た。そこのラーメンが旨かったことも言うまでもないだろう。

2月19日(木))
 帰る日である。この日は朝から雨。最後にもう一度あの露天風呂に入り、雨の桜島をみた。そしてホテルをチェックアウト。まずバスで大河ドラマの「篤姫」にちなんでやっていた「篤姫館」へ行った。ドラマで使われたセットや小物、衣装、出演者のサインなどを見ることができた。その後はタクシーで鹿児島中央駅までいき、そこから今度はJRとタクシーを乗り継いで、最後は霧島神宮へ行ってきた。その昔、神が舞い降りたという伝説の場所。あの坂本龍馬も訪れた場所。雨の中でお参りして、タクシーで空港へ。そして帰ってきたのだった。

 以上で今回の鹿児島紀行は終わり。何の気なしに決めた鹿児島旅行だったが、実際は充実感200パーセントの旅行になった。鹿児島は今まで行ったどこの場所とも違う不思議な魅力を持った場所だった。本当に行ってよかった。現地で会った人々に感謝である。いつか機会があればまた行きたいと思っている。風花良(No.96 了)

PS、前回の日記にも書いた、私の手作りの隔月刊誌「風花ゴールド」の見本進呈が、けっこう好評である。見本を読まれた後に、新たに最新号を申し込んでくれた人も多い。この場を借りてお礼申し上げます。今後ともよろしく。最新の第16号は3月15日発送予定です。そして今後も見本進呈を続けます。以下前回と同様の文章を今回も入れておきます。

「風花ゴールド」を今までに買われてみえない人で、「どんなものか見てみたい。」という方に、見本を送っています。希望者は送料+手数料として80円切手を4枚同封の上、住所、氏名(フリガナ)、郵便番号、電話番号を明記した紙を同封して、封書にて下記の住所まで送ってください。見本誌として過去のものを1冊送ります。宛先は
〒488-0801 尾張旭郵便局私書箱6号 
            (有)テイオー企画 「風花ゴールド」見本係 
です。見本をもらったからといって、その後の定期購読をしつこくお願いしたりしませんのでご安心を(笑)。興味のある人は是非ご利用ください。そして良かったら、余裕のある時期だけでも、あるいは「ダービー」の前の号だけでも買っていただければ幸いです。そうでなくても1冊みてもらえばよいと思っています。その為の見本なのでこの機会にご利用ください。