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2005年10月13日

【2005.10.13 ばんえい競馬とダイナガリバー】

  どうしても時間がなくて、また1ヶ月あいてしまった。いつも「今度こそ1ヶ月に2、3回書いてやるぞ!」と思うのだが、ままならない。まあそれだけ私がけっこう忙しく何かをし続けている毎日であるということ。「忙しいことは良いことだ。」と他人に言われることも多いが、春に買った英語の本“映画で覚える英会話”「ショーシャンクの空に」をまだ一度も開いていないのも残念であったりするのである。それでは今回は9月から10月の出来事をそれこそ日記風に書いていこう。

〈9月22日(木)〉
  大阪に出張。2002年ワールドカップのトルコVSセネガル戦以来だから約3年ぶりの大阪である。マクリー(株)の社長O氏が新大阪まで出迎えてくれた。その後は彼のオープンカーに乗せていただいて、マクリー株式会社へ。いつも携帯会員の管理をしていただいている社員の方々にご挨拶。それにしても皆さん若くて、実にてきぱきと仕事をされている。社員教育をしっかりとされていることを感じた。そしてそれ以上にまず採用の時点で良い人材を採用されているのだと思う。皆さんの仕事の邪魔にならないように早めに退散させていただいたが、来て良かったと感じた次第。その後は社長および、一部の社員の方との会食。仕事の話から私の昔話まで楽しい一時を過ごすことができた。
  さらにその夜は社長さんと関西一の繁華街ミナミで飲んだのだが、なんと名古屋から例の悪徳税理士Sが合流。結局はおきまりのコースで何軒かはしご。私は日本全国かなりの街で飲んだことがあるが、意外にも大阪は初。やはり新宿や六本木(東京)とも錦(名古屋)ともすすきの(札幌)とも中洲(博多)とも違う大阪独特の雰囲気があり楽しかった。それに大阪は名古屋から新幹線なら50分ちょっと。その気になればいつでも来られる。また近いうちに来ようと思った。この夜は社長さんにかなりごちそうになってしまって恐縮であった。次回は私もちでお願いします、社長。

9月25日(日)
  この日は菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」。ディープインパクトの秋緒戦。そして私は馬券を買いにウインズ名古屋へ。変人、いや友人のTと一緒に5階で観戦。結果は快勝。この時のことはまた機会があればどこかに書きたいと思っている。ディープの無敗の快進撃は続く。良いレースだった。

9月29日(木)
  プロ野球セリーグはこの日阪神が優勝。私の応援する中日は及ばず残念。ただ今年の内容では無理であった。来期に期待。これで今年も日本シリーズ観戦で博多か千葉へ行く計画も消滅。それも残念だった。
  ただサッカーは9月からイタリアのセリエAに加えてヨーロッパチャンピオンを決める世界最高峰のUEFAチャンピオンズリーグも開幕。来年の5月までのスクデット争い(セリエA)、ビッグイヤー争奪戦(チャンピオンズリーグ)が始まった。これこそ私の日常の楽しみ。プロ野球なんかより10倍以上、テレビ観戦に力が入ろうというものである。ACミランを始めとしたイタリア勢の活躍、またイングランドのチェルシー、ドイツのバイエルンミュンヘンにも注目である。敵はレアル・マドリードとバルセロナ。打倒スペインである。これが私の仕事以外の日常。セリエAは基本的に日曜の深夜。チャンピオンズリーグは月1、2回の火、水曜の深夜。これが戦いの時間帯。「シュフチェンコ行けよ!ネスタ頼むぞ!」という毎週がまた9ヶ月続いて行く。

10月2日(日)
  密かに友人Aと二人で北海道へ。8月のツアーの時はゆっくり出来なかったことと、3つの理由があって、今年2回目の札幌である。中部国際空港でテレビを探し、「シリウスS」のブルーコンコルドの1着と「スプリンターズS」のデュランダルの2着確保をしっかりと見届けた後、飛び立ったのだった。夜には札幌に到着。居酒屋で食べた“ほっけとば”というメニューが絶品だった。

10月3日(月)
  朝早く札幌を出発。JRで約29分、岩見沢駅に降り立つ。そこからバスで10数分でばんえい岩見沢競馬場に到着であった。“ばんえい競馬”体験、これが今回の旅行のメインの一つ。以前から一度見てみたい、体験したいと思っていたのだ。そして9月中旬に何気なく調べていたら、岩見沢が札幌からJRで約30分弱と知ってびっくり。私はばんえいの競馬場が岩見沢、北見、旭川、帯広であることくらいは20年前から知っていたが、すべて札幌から電車で3時間以上はかかると思っていた。それが岩見沢は近いと知って、すぐに行きたくなった。ところがばんえい岩見沢競馬は本年は10月3日で最終とある。その後は北見に行ってしまって、岩見沢は来年の6月頃まで無いと書いてある。それであわててエアー(飛行機)を取ったのだった。
  初めて来たばんえいの競馬場は実にのどかで良い雰囲気。天気も良く晴れていた。ただ寒かった。当然私も長袖のハイネックの上にブルゾンを羽織ってきたのだが、それでも少し寒い。同行したAが大好きなビールをやめて、いきなり日本酒の熱燗を買っていたのも当然だった。二人して「昨日の名古屋は半袖Tシャツ1枚だったよな。」「29度の夏日だったよな。」とあまりの気候の違いに驚いていた。ただ昼過ぎからはだんだんと陽も差してきて暖かくなってきて、天気は最高だった。
  そしてばんえい競馬のレースは想像していたよりずっと面白かった。テレビで何度か見たことはあったが、実物の面白さは全然ちがった。とにかく馬券を買ったファンが馬と一緒に時には歩いて、時には走りながら移動するのである。そしてソリを引いた馬たちは、第2障害の前で全馬一度止まる。そこから障害を登りにかかるのだが、どの馬が先にいくかわからない。また先に登りかけても登りきれないやつもいる。そして自分の馬が登り切った時「よし!」のかけ声がかかったりする。しかしまだ勝負は終わらない。なぜならゴール寸前で止まるケースも多々あるのだ。そして何メーターも後ろから来た馬に差されたりする。またゴールインも普通の競馬と違って、馬のハナが入ったらゴールではない。馬の引くソリが入って初めてゴール。したがってゴールに届いてからの逆転すらある。とにかくこうして書くよりも皆さんに見てもらいたい。本当におもしろいのである。Aが「それほど期待せずに来たのに、、、、これ最高に面白いじゃないか!」「毎週来たいくらいだな。来年も来なきゃな」と言ったほどである。また第2レースで彼の買った馬はゴール前の1メートルで止まった。その時の彼の「よし、よし、行け、行け、、、、止まった!!」という失望の絶叫を忘れられない。
  肝心の私の馬券の方も実は苦戦の連続。なんと第1レースから第5レースまで5連敗。私は中央、地方問わず、競馬で5連敗したのなんてこの15年くらい記憶にない。それほどの苦戦だった。しかしいろいろ考えて、第6、7レースを連続で奪取。そこから勢いに乗って8、9、10、11レースと連勝。これで負けを取り返しトータルでちょっとプラス。しかし最終12レースで調子に乗って多めに買い、気になっていたが押さえなかった馬に2着に粘られてすべてパー。トータルで負けて帰ってきた。
  しかし気分は大満足。実に楽しかった。Aも「また1つ、老後の楽しみを増やしてしまった。」などと言って上機嫌であった。とにかく最高に楽しかったばんえい競馬。来年も機会があれば是非来たい。また皆さんも機会があれば是非行ってみてほしい。楽しいことうけあいである。

10月4日(火)
  この日のメインは札幌市内の寿司屋。Aは調べておいたこの店に来るのが今回の1つの目的。夕方の早い時間に入店。わずか7名しか入れない高級店。メニューもなくオーダーは大将におまかせ。そして次々と握られてきた鮨ネタはそれぞれがすべて手の込んだもの。大将が「これはOO産のものを1日寝かせて、さらにOOを加えた物で、、、、」と説明が入る。その大将もだんだんと世間話や北海道の現状などの話までしてくれて、楽しくてかつ非常に贅沢な夕食。もちろん味は大満足。名古屋で食べたら何万取られたかわからないほどの“おまかせ握り”のお値段がちょっと怖いくらいだったが、会計時に聞けば一人約6000円。多分年内、いや来年も含めても、これ以上の寿司は当分食べられないだろう。名古屋の父や友人達にも食べさせてやりたかった。

10月5日(水)
  この日は私の2つ目の目的の日。プライベートのことなので書けない。結果は200パーセントの満足感。とだけ書いておこう。

10月6日(木)
  この日、帰る前に新千歳空港近くのノーザンホースパークに行くのが今回最後の目的。8月の時は時間切れで来られなかったから、一度来たかった。空港からバスで約20分。社台グループの経営するノーザンホースパークに到着。そこは馬に関するテーマパークのようになっていて、競馬に興味のない人でも一日十分に遊べるようになっている。ましてや競馬の好きな方には、北海道に行ったら是非行ってみると良い場所であった。
  しかし私は競馬好きという立場ではなく、競馬と戦うことが仕事になって既に10年以上。一般の競馬ファンとは立場も違う。そして立場上、社台を応援したりとか、自分が見てきた馬に思い入れを持ったりすることはマイナスにもなる。それもあって、過去に牧場巡りもしたことがなかったし、ここにも来たことがなかった。ただもうそんなに肩肘張っていかなくても良いのではないかと最近思い始めた。したがって今回はこのノーザンホースパークを見ておこうと思ったのである。
  空港で帰りの便のチェックインをしてから来たので、時間は約3時間しかない。まず昼食をレストランで。ここで食べたラーメンがまた美味しい。他のメニューもいろいろあって、もっとお腹が空いていたら別のものを食べたかったくらいだった。他にもっと高級なレストランもあったし施設は実に充実している。さすが社台グループである。次にプチトレイン、ジャングルポケット号に乗ってパーク内をスタッフの説明を聞きながら一周。
  あとは観光馬車に乗るか、観光ひき馬に乗せてもらうかして終わりにしようと思っていたところ、厩舎の方に引退したかつての競走馬もいて、自由に見られると聞いた。まあどうせ三流馬だろうけど一応見ておくかと思って行ってみたら、いきなりトウカイポイントがいた。「マイルCS」を勝ったGⅠ馬である。ビックリした。それでもまあ1頭くらいは良い馬がいるのだろうと思っていた私にAが何気なく言った。「次はダイナガリバーか。」「えー、嘘だろう。本物がこんなところにいるわけないだろ。ははは(笑)」「でも、書いてあるぜ。」ネームプレートより先にその馬の顔を見た私。本当に信じられなかった。その顔の大流星を私が忘れる訳がない。「ガリバーだ、、、、、、ガリバーだ!!」しばし呆然。
  私がダイナガリバーにどれだけ思い入れがあったかについては、過去の本や雑誌を読んでいただいた方々は知っているはずである。昭和61年の「日本ダービー」でダイナガリバーが勝っていなければ、今の私はないのである。ダイナガリバー、サクラチヨノオー、トウカイテイオー。この3頭のどれが欠けていても今の私はない。恩人というか恩馬である。とりわけガリバーには弟の手術費、入院費が払えない状態を助けてもらった。また過去に書いたことはないが、その年の「有馬記念」でもガリバーに助けてもらっているのである。また今は亡き私の母が唯一大好きだった馬がダイナガリバー。そのガリバーとの意表をつかれた思いがけない19年後の初対面。ビックリの後は感慨ひとしおであった。「ガリバーありがという。あの時は本当に、、、、お前のおかげでオレは今こうしてここにいる。」と語りかけている私の前を修学旅行の高校生が通り過ぎていく。10分はそうしていたろうか。後はAにガリバーと一緒の写真を撮ってもらって、ガリバーに「元気でな。また来るからな。」と声をかけて厩舎を後にした。ちなみに他にもレニングラードやホットシークレット、マックロウ、ワンモアバンクオンなど何度も馬券を買った馬たちが同じ厩舎にいた。彼らも元気そうで見られて良かった。その後は観光馬車に乗ったり、ショップでグッズを少し買ったりしていたのだが、心の中はガリバーに会えたことしかなかった。
  やがて時間が来てバスで空港へ。そしていつものANAで夕方には中部国際空港に。ガリバーに会ってから3時間後には名古屋にいる自分が不思議だった。

10月9日(日)
  「毎日王冠」は私の3番手のテレグノシスと4番手のサンライズペガサスで決まったのだが、ボックス予想はしないので惜敗。4頭ボックスなら、馬連9770円も、馬単20970円も取れていた訳だが、悔やむまい。「4、5頭あげてのボックス予想は邪道!」と言いながら始めたQ2予想である。3連複や3連単はともかく、枠連、馬連、馬単のボックスはやらない。ただファンの方はこだわることはないのだから、私の意地に賛同せずとも馬券を取っていただければ良いと思う。
  一方「京都大賞典」は快勝。枠連960円、馬連2870円、馬単3380円を必殺の2点目で。1着したリンカーンは堅い軸馬も、2着した9番人気の人気薄コイントスを見破ったことで快勝につながったのだった。
  そしてこの日はワールドカップ欧州予選で我がイタリアが快勝。12大会連続、16回目の本戦出場を決めた。最近は日本代表の試合を観ても何の感動もない私。それに比べてイタリアの試合はそれこそ我を忘れてのサポーター状態。日本よりイタリアを我が国と思う毎週。今や私は日本人ではなくイタリア人ではないかと思う今日この頃である。

10月10日(月・祝)
  この日は午後から笠松競馬場へ。夜には「The Who’s Who」主催の「単行本 馬券勝ち組 絶対サイン解読法 出版記念パーティー」がある。その前に有志で行ける人は笠松へ行っているのである。私も都合がついたので午後から現地で合流予定。名古屋駅に東京から勇気丈二君とSさん、名古屋からは友人Aも駆けつけて名鉄電車で岐阜県の笠松へ。約20数分で到着。皆さんに合流した。途中からでも行けばやはり本気で馬券を買いたくなるのが私。遊ぶつもりだったので、たいした金額は持って来なかったが、それでも本気で買ってみた。結果は馬券参加した5レース中4レース的中。とりわけ笠松第7レースは枠連、馬連、枠単、馬単の総取り。さらに場外発売のあった盛岡の「マイルチャンピオンシップ南部杯」は枠連、馬連、馬単の総取り(こちらは枠単の発売無し)。特に馬単はユートピア、シーキングザダイヤで3060円の高配当!3連複や3連単は無いのだから(笠松は12月から3連複、3連単導入予定)これでパーフェクト的中。まわりにいた皆さんには理由も少しお話しした。唯一はずした第9レースが悔しかったがまあ結果は上々。また皆さんも次第に馬券で実力を発揮されてきて、的中者は続出。笠松最終レースでは“最終の鬼”に育ちつつある?埼玉のSSさんの見事な予想もあり、ほぼ全員が快勝。あとはほとんどの皆さんが笠松は初だったから、オグリキャップ像の前で記念写真を撮ったりして笠松競馬場をあとにした。
 
  夜はさらに他の参加者も加わって、名古屋駅近くの会場にてパーティー。皆さん私のような者の出版記念に全国から集まってくださった。地元名古屋のみならず、東京、神奈川、埼玉、大阪、、、果ては北海道から来てくれた方までみえて、本当にありがたい限り。皆さんに本の感想や意見もいただいたし、いろいろな話題で歓談できて楽しかった。また今回が初対面の方々も良い人ばかりで、新しい仲間も増えた。予定の2時間をオーバーして約3時間。さらには二次会まで楽しい時間は続いた。この時の様子は「The Who’s Who」のホームページを見てほしい。http://www.thewhoswho-srp.net/ パーティーのところに写真があるし、蒼樹さんの日記にも書かれているので興味のある方は是非。とにかく今回のパーティーは私や私の会社が一切何もせず、「The Who’s Who」ですべてやってくれたものである。特にほとんどを一人でとり仕切ってくれた代表の蒼樹さんに感謝である。またスムーズに良いパーティーになるように協力してくれた「The Who’s Who」メンバーの皆さんにも。さらに東京からかけつけてくれた勇気丈二君。相変わらずいつも来てくれる私の悪友AとT。そしてすべての参加者の皆さんに感謝したい。どうもありがとうございました。
  この「The Who’s Who」を立ち上げるとき、蒼樹さんが言われた言葉が忘れられない。「過去に多くの競馬予想家がいて、かなり人気があった人や今も人気のある人はいます。しかし多くの取り巻きやスタッフがいる人はいても、ファンクラブが出来た予想家はいないはず。したがって先生が史上初。そのファンクラブが「The Who’s Who」です。」と。その「The Who’s Who」もだんだんと人数も増え、スケールアップしている。ありがたいことである。今後も私としても出来る限り「The Who’s Who」のイベントなどに顔をだしたり、交流を深めていきたいと思っている。

以上が最近の主な出来事。この1ヶ月にも多くのことがあったのである。そして次回の日記までにはまた何かありそうな?平成17年の錦秋である。