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【 2005.8.31 札幌ツアー(前) 最多参加者とカニづくし 】

 またまたこの日記は時間があいてしまった訳だがお許しを。久しぶりの北海道から帰ってきて、たまった仕事や生活リズムを戻すのに時間がかかってしまった。しかしようやく落ち着いてきた。楽しかった“札幌ツアー”を振り返ってみよう。

 今回のツアーは、5月くらいに行うことは決めていた。場所は一昨年が函館、昨年が小倉だったから、自動的に札幌か新潟がよく、また昨年のツアーで取ったアンケートの結果でも、次回の希望は札幌が一番多かったから、迷うことなく札幌に決めた。
 問題はまずホテルだった。やはり観光シーズンとしての“夏の北海道”は人気大。したがってホテル探しは約2か月前でも難航した。ポイントは、30名近くの人数が泊まれること、札幌競馬場から遠くない場所であること、できれば各部屋以外にも浴場があること、そして土曜の夕方に借りられる会議室があることなどなど。これらをすべてクリアできるホテルは非常に少なく、私はホテル探しと、交渉だけでも多分100回以上はTELをかけていたはずである。そして最終的には候補は2つになったのだが、大手のPホテルは会議室がどうしてもいっぱいで取れず、残った1つですべての条件を満たしてくれた「ホテル札幌会館」に決めた。このホテル探しでは、2年前の函館ツアーに参加されて、今回も真っ先に申し込んでくれた旭川のSYさんに、何度かTELなどでアドバイスをいただいた。この場を借りてお礼申し上げたい。
 そして次は宴会について。北海道のツアーである以上、できれば海鮮、特にカニが食べたい方が多いのではないか。そう思って、入金時にアンケートを取った。結果は多くの方がカニに賛成。残った方も食べられない方はいなかったから、宴会はカニに決定。ホテルの宴会コースはカニや海鮮のコースはなかったから、今回は思い切って外まで食べに行くことにした。これもネットなどでピックアップした上で、最後はTELをかけまくって決定。メニューは迷うことなく“本タラバかに会席”の全12品フルコースの一番高いやつにした。北海道が初めてという方もみえる。「風花のツアーに行ったが、食べ物は全然だった」と言われたくはない。昨年の日記にも書いたが、このツアーは採算が取れなくても、皆さんに喜んでもらうことが最優先。私だってカニが食べたいのだ。自己満足も優先。それにカニ大好き男の勇気君もいる。これで良い。あとは期待に応えられる料理を信じるしかない。宴会予約は完了。またホテルから宴会場までの送迎バスの予約も完了。それが8月第1週目だった。

 あとは参加者である。予定の25名を超えても、参加希望の葉書は続いた。したがって今回は思い切って、我々スタッフを含めて35名まで枠を広げた。結果は直前のキャンセルが今年もあって、最終的には33名。一昨年、昨年よりずっと多いツアーになったが、それもよいと思い決断した。これでツアーの概要は決定。あとは8月始めから、講演の内容の原稿作りや資料作りをしながら準備は完了。アクシデントが怖いから、例によって私は早めの現地入りを決めて、8月18日に出発した。ここからは日記風に書いていこう。

〈8月18日(木)〉
 夕方のANAで今年できたばかりのセントレア中部国際空港から飛び立った。今回は幹事のAとは別便。少しでも旅費をうかすために、お互いのマイレージを使ったのだった。また臨時スタッフTは仕事の関係で土曜の合流予定。したがって私一人のフライトだった。
  そしてこの日は腹痛があり、機内でもかなり痛かったのだが、なんとか我慢して新千歳に着いた。腹痛の種類は自分でわかる。過敏性大腸炎かストレス性大腸炎。名前にすると大げさだが、要するに過度のストレスによる腹痛である。やはり30人からの参加者を思うとプレッシャーや責任をかなり感じていたから、胃か腸が痛むくらいは覚悟していた。でも胃薬は医者に大量にもらってきたものを持ってきていたし、最悪の場合は病院に行けるように保険証も持ってきていた。したがってあとはいかにストレスと付き合うかである。幸い、新千歳から札幌行きのJRに乗った頃には腹痛は治まってきた。そして札幌に着きホテルにチェックイン。Aと合流して少し元気になり、遅い夕食に出かけた。居酒屋で久しぶりの北海道の海鮮を食べて、満足。本当は飲み明かしたい気分だったが、お腹の心配と翌日からのことも考えて、この日は軽く食べて終了。札幌の夜は名古屋の9月下旬並みの涼しさだった。

〈8月19日(金)〉
  朝遅く起きて、Aとホテルから少し歩いて、二条市場へ。そして市場内の寿司屋へ。Aは3年前にここで食べたことがあるという。3席しかないカウンターは幸運にも空いていた。3000円でも絶対に食べておくべきというAにならって、“おまかせ握り”を注文。それは高級ねたのフルコースだった。さらに大将にいろいろとおまけで握ってもらったりして今年一番の寿司を堪能した。「名古屋の繁華街の寿司屋ならざっと1万2,3千円。」というAの言葉は正しい。ぜいたくなブランチだった。
  午後はホテルの部屋に籠もって、土曜日分の予想の仕事に入る。予想目を出して、携帯予想も打ち込み、夜8時頃には終了。その後は、大阪から来たOさんとも合流し、3人で居酒屋に行きこの日も北海道の幸をいただく。昨日の腹痛はほとんど感じない程度まで良くなっていた。深夜には遅く着いた勇気君とも合流し、すすきのの店で再会の乾杯。この日も飲み明かしたいのを「明日が大切」と我慢しておひらき。ただ4人の内1人だけ、その後いいことがあったようだ、、、、、。(もちろん私ではない)

〈8月20日(土)〉
  いよいよツアーである。朝、ホテルをチェックアウトして、そのままウインズ札幌へ。とにかく翌日の競馬新聞が1分でも早くほしい。それにはウインズが一番。しかし11時過ぎではまだ無理だった。したがって、近くの寿司屋で朝と昼を兼ねた食事をし、その後12時半くらいに新聞を入手して、ツアーの宿泊場所である「ホテル札幌会館」に到着。いろいろとホテルの人に確かめた後、3時まではチェックイン出来ないので、会議室を早めに借りてそこで競馬新聞を切り張りした翌日分の資料の作成と予想を行った。その後3時からは部屋に入ってさらに検討と講演の準備。しかし相変わらずの時間不足。あっという間に講演開始の4時半となった。その後に宴会が控えているので、毎年、ツアーでの講演会は4時半からにしているが、正直なところ翌日分の予想時間としてはまったく足りないのが事実。競馬新聞がでてから、ホテルにチェックイン、資料作成、加えて土曜日分の結果のチェックなどをした上での検討時間は非常に少ない。これは今後のツアーがあれば改善が一番必要な部分である。

 時間が来て再び会議室に行き、まずAから全員到着済みと聞き一安心。つづいて見渡せば、知った顔、2年ぶりの顔あり、また初めての方々もみえて、やや緊張しつつも講演会の開始となり、ここに「風花・勇気と行く“札幌競馬ツアー”」はスタートした。
  今年も司会進行はOさんにお願いしてあり、氏の明るい挨拶からスムースに始まり、まずはAが2日間のスケジュールと注意事項を説明した。そして最初は勇気君の講演。話は昨年とはまた違うサインの話だった。そして「札幌記念」「アイビスサマーダッシュ」から平場の話まであった後、彼は持参した多くのプレゼントを抽選で配っていた。抽選といっても全員に何か当たるようになっていたようだ。プレゼントの品はそれぞれ特徴があり、彼らしい物であった。
  続いて私の番がきて、講演を始めた。まずは新刊単行本の話で、隠れたまぼろしのタイトル名や、本に載せられなかったまぼろしの原稿について。次に内容はここでは書けないが、今年の「ダービー」のサインとして、本や「競馬ゴールド」の中には書きたくなかった物を紹介。これは大半の方々が気付いていらっしゃらなかったようで、かなり喜んでいただけたようだった。続いては、今年の秋のGⅠレースの中で、「スプリンターズS」、「秋華賞」の作戦を話した。その後は○○厩舎の必殺サインと、「有馬記念」についての未公開の話もした。さらに翌日の「札幌記念」「アイビスサマーダッシュ」の見解を話して終了。私もささやかなプレゼントを持ってきたので、くじ引きをしていただいて、当選された何人かの方々にそれをお渡しして、講演会は無事終了した。
 ここで一度解散し、各自部屋に戻り皆さんは休憩かお風呂へ。ただお一人、地元札幌の女性の方STさんだけはどうしても抜けられない事情が出来てしまい、この講演会だけの参加となってしまってここでお別れ。以前からの熱心なファンの方で残念であったが、それでも今回初めてお会いできて良かった。またいつか再会できればと思います。私は再び部屋に籠もって、小倉メインの予想を完成し、Q2予想の吹き込み原稿を作成していたらもう7時。再集合の時間である。

 さあ次は楽しみな宴会である。一昨年も昨年もホテルでの宴会だったが、今回は違う。予定の7時にホテルに到着した貸し切りバスに乗り込み、札幌の街を約15分くらい走り、「かに将軍 札幌本店」に到着。宴会用の大広間にて7時半から宴会の始まりであった。Oさんの乾杯の音頭でスタート。既に目の前にはカニづくしの料理が何品かある。その後も料理は少しずつ運ばれてきて、まさにカニのオンパレード。カニ豆腐、カニ酢から、たらばカニの足一本焼きや、たらば鍋、お造り、天ぷら、カニみそ、、、、。ボリューム満点、味も最高でこの料理にして良かったと安堵した。期待どおりの“カニ会席”に大満足であった。
  そんな中で今年も恒例の自己紹介がスタート。笑いあり、感動的な話ありで、少しずつ盛り上がってきた。ここで少し参加メンバーの紹介をしておこう。まず過去2回のツアーとあわせて今回で3年連続の武者は神奈川のTIさん、大阪のYAさん、同じく大阪のSMさん、そして愛知のTWさん。皆さんもうかなりの顔なじみである。私も顔を見るだけでほっとする。また一昨年の函館以来の参加の方は、まず愛知のNAさん。この方は私のファンの会「The Who’s Who」の代表。(過去の日記を参照してほしい)実力も十分でまさにファン代表の一人。また札幌から埼玉にて転勤されたSSさん、札幌から旭川に転勤されたSYさん、そして青森のYTさん、地元札幌のANさんが函館以来の再会。皆さんお元気そうで私も嬉しかった。また私の大学の後輩MK君も函館以来。東京からよく来てくれた。一応テイオー企画臨時スタッフのTもツアーは函館以来。今回は荷物持ちとして参加(笑、半分冗談)であった。
 逆に昨年の小倉と今年のご参加は、東京のTFさん、同じく東京のHTさん、埼玉のAKさん、福岡のTSさん、京都のSYさん、愛知のTSさん。皆さんのお顔を見て、私は昨年の関門海峡のホテルを思い出したりしていた。今回特にSYさんの自己紹介は良かった。「私の仕事は土日の休みが非常に取りづらい仕事です。したがって昨年のツアーの後、会社の上司に『来年の夏も一度だけ必ず土日に休みたいのでお願いします』と申請しておいて、あとは今年もツアーが行われるのを信じて待っていました」と。こういう言葉に弱い私である。もうそれだけで今年もツアーをやってよかったという気になった。実に嬉しい話であった。
 さて次は今回初参加の方々。東京のTSさん、石川のIMさん、大阪のKSさんは勇気君のファンの方。同時に風花ファンでもあってくれるとおっしゃって下さっていて、私も勇気君も嬉しいかぎり。また長野のYSさんはなんと車で。フェリーを織り交ぜての超長旅で参加して下さった。また大阪のTFさんは以前からお手紙や年賀状を下さっていた方。今回が初対面であった。私の体を心配して、胃腸についての資料やドクターの紹介などもいただいた。そのお気持ちが嬉しかった。同じく大阪のKYさんも以前からのファンの方。想像よりお若い方でビックリ。お会いできて良かった。そして地元北海道からは、まずHSさん。明るくて熱心な方であった。おみやげをいただいて恐縮でした。またHKさんは札幌の方。10年前から私のQ2を聞いてくださっているという。「10年間待ってやっとお会いできました。」の言葉に私も感激であった。年齢よりずっと若く見えるはつらつとした方だった。そして同じく札幌からTKさん、NKさんのご夫妻と、ご友人のNKさん。TKさんは実は目の不自由な方。以前からのファンの方である。私が4年前に出版した単行本「2001年春季→秋季 万馬券的中 サイン解読の法則」の99ページに少し書かせていただいた方である。今回が初対面。実は参加の申し込みがあった時、奥様と少しTELでお話したのだが、「他の方のご迷惑になるといけないので、参加をためらっていましたが、とにかく一度お会いするだけでもよいのでお願いしたいと思いまして、、、、」と言われた。しかし私の方こそお会いしたかった。奥様に競馬の枠順を読んでもらって、頭の中でサイン読みをされるのである。それも風花流を使われて。なんとも感動的な話ではないか。迷惑なんてとんでもない。「是非ご参加ください!」といって参加していただいた。そして実際にやはりその感性は素晴らしい方だと感じた。また独自の「菊花賞」予想もお聞きしたが、とても発表出来ないレベルの高いものであった。奥様とご友人のNKさんも非常に親しみやすい方で、他の参加者の方々ともよく話されていた。迷惑どころか、他の参加者の方々もTKさん夫妻をまったく変わらない同じ仲間と感じていたようだった。
 とにかく今年も皆さん気持ちの良い方ばかりであり、私もAも勇気君もほっとすると同時に、気兼ねなく皆さんと話ができて楽しかった。その後もカニ寿司から夕張メロンまで美味しくたいらげながら、各テーブルを回っては皆さんと歓談。やがて2時間の宴会終了時間となり、最後は勇気君の一本締めで終了。余談だが帰りの送りのバスは予約の段階では断られていて、帰りは地下鉄かタクシーでホテルまで戻るつもりだったのだが、Aがお店と交渉してその場でOKをもらった。したがって帰りも全員バスでホテルまで帰って来た。もちろん無料。この男、頼りになるのである。

 ホテルに戻って、あとは自由時間。もちろん寝てもらっても良いのだが、誰も眠らない。一昨年も昨年もこの宴会後の二次会が一番楽しいという人も多いのである。「普段は競馬談義、サイン談義ができる友人はいない。だからこの時間が楽しいし、友達が出来ることさえある。最高です。」そんな声を一昨年も昨年も聞いた。しかし昨年は無理矢理あけた一部屋で非常に狭くて申し訳なかった。したがって今回は、予約の段階からホテルに交渉して、別料金で二次会室として和室12畳の部屋を借りておいた。ところがホテル側が当日、「和室ではなく宴会室のさらに広い部屋をあけました。」といってくれたので、そこで夜中まで二次会OKとなった。各自、風呂に入ったり、休憩したり、コンビニで買い出ししたりした後に集まった。
 私も最初の5分くらいいたのだが、残念ながら仕事があるので部屋に戻った。まず会社にTELして、待っていた弟にQ2の話を留守番電話に録音して入れてもらう。そしてその確認。さらに携帯予想の文章を作り、持ってきたノートパソコンに自分で入力。そして確認作業。その後急いでシャワーを浴びるともう11時半だった。そこから集中して翌日の平場の予想に入る。しかしなかなか良いレースが無く、予想は難航した。12時40分くらいにAが呼びに来て「みんな待ってるから、一度顔を出してくれ」と言われて、時間切れを覚悟して二次会室にいった。
 皆さん元気で、討論しているグループあり、楽しそうに歓談している人々あり、でいい雰囲気。その中でまず勇気君に平場予想を話してもらい、その後に私の平場予想をお話しした。さらに宴会時に頼んでおいたNAさんの予想も発表してもらった。NAさんには「結果はいいから、2レースくらいやってみて。」と言ったのだが、やはりきちんとした予想を出された。問題は当たりはずれではなく、きちんとした理由を述べての“筋がとおった予想”が大切なのである。いわゆる“勘”でない予想が出来るかどうかということ。それを見たかったのだが、やはりNAさんの予想はちゃんとした予想だった。それが良かった。彼にはプレッシャーをかけてしまって申し訳なかったが、これは彼にとっても良い経験になったのではないかと思う。もっと高いレベルにいってほしい人だから、あえて挑戦してもらった。そして期待に応えてくれたNAさんである。今後もこのツアーがあるとしたら、私だけの予想ではなく、皆さんがご自身の予想を発表できる場にしたほうが良いと思うのだ。私自身は今回も時間切れの予想になってしまった。ある程度のところから無理矢理結論を出してしまった予想である。ともかくこの時間の無さは厳しい。昨年も同じことを書いたが、今回もそう。したがって次回があるとすれば、今度こそどうしたらよいかもっと考えてみたい。来年以降の課題である。


 あとは時間の許す限り皆さんと飲みながら歓談した。楽しい時間であったし、嬉しい交流の場であった。やがて深夜となり解散。一日目は無事終了。というよりも気分は既に大成功。さあ明日は競馬場である。(つづく)